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ニトロフラン系合成抗菌剤の使用がやまない輸入ウナギの実情
 今回引用したのは、1980年の参議院予算委員会の議事録で、輸入ウナギに使用されるニトロフラン系合成抗菌剤が取り上げられている。フラゾリドンとニトロフラゾンは発ガン性の疑いが強く、同じくニトロフラン系の合成抗菌剤であるフラルタドン、ニトロフラントインとともに、食品において不検出とされる農薬等に指定されている。



 1980年というと30年近く前になるが、ニトロフラン系合成抗菌剤は現在でも相変わらず養殖ウナギに使用され続けている。平成18年度に検疫において食品衛生法違反となり廃棄・積み戻し等の措置が取られた輸入ウナギの事例(厚生労働省 輸入食品監視業務ホームページ参照)をみると、AOZ(フラゾリドン代謝物)が16件(中国産10件、台湾産6件)、セミカルバジド(ニトロフラゾン代謝物)が7件(すべて中国産)、AMOZ(フラルタドン代謝物)が4件(すべて台湾産)となっている。このように現在においても、養殖ウナギに残留するニトロフラン系合成抗菌剤を根絶するには至っていない。

 ここで気になるのは、1980年から既に安全性が問題となっていた台湾産のウナギが、現在においても中国産のウナギと比較して特段安全とは言えない点だ。中国産と比べて長い輸入実績のある台湾産のウナギについて、1990年代以降に輸入が急増した中国産と同程度の安全性しか確保されていないとなると、──昨年8月以降、違反事例について輸入業者名が公表されるなど罰則は強化される方向にあるものの──これまでと同様の措置を続けているだけでは、中国産にしても台湾産にしても、輸入ウナギの安全性を今後向上させることは難しいと言わざるを得ないだろう。

 日本におけるウナギのシェアを数量ベース(加工品については活ウナギとして換算)でみると、1980年においては、国産が58.9%(3万8554トン)、台湾産が40.6%(2万6569トン)で、輸入ウナギはほぼ全量が台湾産だった。これが2006年になると、中国産68.3%(6万8605トン)、国産20.9%(2万1036トン)、台湾産10.7%(1万779トン)となっている。これに対し、平成18年度に合成抗菌剤について食品衛生法違反となったケースは、中国産が45件、台湾産が10件であり、輸入量の違いを考慮すると台湾産ウナギの違反件数はけっして少なくはない(45対10という数字は、中国産・台湾産の輸入量を活ウナギと加工ウナギについて単純合計した場合の比率にほぼ合致する)。中国産ウナギについては、マラカイトグリーンの検出事例が22件(台湾産は0件)と極めて多いが、逆にマラカイトグリーンを除くと、台湾産ウナギの違反件数は輸入量と比較してかなり多い。

 もう一つ興味深いのは、国内で規制強化された抗菌剤が、そのすぐ後に輸入品で問題化するという構図で、現在の中国におけるマラカイトグリーンの蔓延は、1980年頃に台湾で起きた問題と同じようなことが、今度は中国で繰り返されているのではないかと思えないこともない。

 そもそも狭い場所に多数の魚を押し込めて養殖するのは技術的に難しい作業であり、水際検査と違反への罰則を強化するだけではなく、より安全な新技術の開発・導入などとともに、少なくとも食品に関しては国内の生産者・海外の輸出業者の双方にISO9000シリーズの取得を義務付けるなど生産過程に踏み込んだ対策を検討するべきだろう。

第91回国会 参議院 予算委員会 第8号 昭和55年03月14日

○渡部通子君 国内ではグリーンFゴールドについては観賞魚にだけ使われていて、あとは一切禁止をされている。それからモナフラシン等については一切販売をされていない、いまの御説明で発がん性の疑いが人体には認められている、こういう薬でございます。その薬が台湾に参りますと大々的に養殖に使われているというのがこの台湾の唯一の業界誌である「養魚世界」というのに載っているわけでございます。この事実を御存じですか。これによりますと、総代理店もあるし、よくPRをされておりますけれども、御存じですか。
○政府委員(米澤邦男君) お答え申し上げます。
 私ども、台湾の養殖における薬の使用状況につきましては、輸入業界等を通じましていろいろ実態の把握に努めておりますけれども、台湾で使われているということは承知をいたしております
○渡部通子君 いたしております……。
○政府委員(米澤邦男君) ええ、そう聞いております。
○渡部通子君 これ、資料一部をお配りはしてありますけれども、グリーンFゴールド、しかも表紙にまで――これは去年の十一月号ですが、ことしの一月号においても同じように中身は魚病、鰻病、ウナギの病気に予防、治療剤としてよく効くと。しかも日本の会社名でPRをされている。日本の国では絶対使ってはいけない、養殖には使っていけない薬が台湾にいくと、その同じ会社がPRをして大々的に養殖に効きますよと言っているんです。これは大変な問題だと思う。薄々聞いているなどということをおっしゃるけれども、実態は承知をしていないでしょう、何の手当てもしていらっしゃらないんですから。
 このように、発がん性の疑いがあって四、五年前から養魚場での使用をメーカー自身もやめている薬モナフラシン、それや、観賞魚専用の薬グリーンFゴールド、こういった薬が堂々と現実に台湾で売られてつくられている。それが――後で触れますけれども、日本に逆輸入されてくるわけでございますが、その辺で総理にちょっと伺っておきたいけれども、日本人が食べる魚には使っちゃいけない、台湾では使っていいのか、外国ではいいのか。台湾人の口にも入っていると思いますけれども、それについて総理の御感想いかがですか。
○国務大臣(大平正芳君) やっぱり事実をよく調べまして、危険があるということでございますならば十分予防措置を講じなければならぬことと思います。
(中略)
○渡部通子君 じゃ、厚生省で、輸入時の薬物残留検査などはどのように行われていますか。
○政府委員(榊孝悌君) お答えいたします。
 輸入時におきましては、日本の食品衛生法では、食品の中に抗生物質を含有してはいけない、あるいはいま御指摘がございましたような化学的合成品たる抗菌性物質というふうなものにつきましては、特に食肉あるいは魚介類等に含有してはならないということになっておりますので、これらにつきましては、各港あるいは空港等におります国の食品衛生監視員が一応チェックするというふうな実は仕組みになっております。そういうようなことで、食品衛生法に定める規格基準に適合しない食品が輸入されないように、またそういう輸入食品の排除というふうなことに一応努めているというのが現実でございます。
○渡部通子君 食品衛生監視員は何人いらっしゃいますか。
○政府委員(榊孝悌君) お答えします。
 現在、主要な十六カ所の海空港に約六十名の監視員が勤務いたしております。
○渡部通子君 なかなか手が足りなくて、そこのところは大変お気の毒だと私は思うのです。やっぱり輸入時のチェックよりは輸出時にこれをとめる、こうしなければ何にもならないのだと、これだけを強調しておきたいと思うのです。
 総理に重ねて私は御意見を伺いたいのですけれども、いまちょっとの議論ですけれども、危険な薬というものを、日本では使われないのが同じ会社が台湾へ行って使っている、輸出のときのチェックがない、しかもそれが向こうから逆輸入をされてくる、輸入のときのチェックは非常に手が足りない、そういう中で現実に日本のウナギの三匹に一匹は台湾産のを食べている。向こうで大々的にこの薬が使われている。これは道義的に考えてもいかがなものでしょうか、台湾の人に対しても、あるいは日本国民の生命に対しても。総理の感想で結構です、聞かしてください。
○国務大臣(大平正芳君) 御指摘をいただきましたような事実を確かめまして、それが有害なものであるというようなことでございますればゆゆしいことだと思いまして、これに対しまして対策を講じなければならぬことは当然の政府の責任であると思います。
| 飲み食い | 21:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
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