びんごばんごBlog

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貧乏人は化学薬品の塊を食え(#゚Д゚)!! 〜 除草剤大量散布大豆にNOと言わない日本(4)
第140回国会 消費者問題等に関する特別委員会遺伝子組換え食品の表示問題等に関する小委員会 第1号 平成9年7月17日

○アメリカ大豆協会日本代表ケント・ネルソン
 遺伝子組み換えのものと何とか区別するシステムがあるんだけれども、やはり価格がかかります。でも、オーガニックのものは、どこかのお店に行ってオーガニックの豆腐とかオーガニックのみそなどが見つけられると思います。そして、こだわりの方々、欲しい方々は、もう既にGMOなしのものをきようでも(筆注:「今日でも」か?)見つけることができます。価格も、自分ですぐ店に行って区別できると思いますが、これが大事だと思います。

 ここで当時のアメリカ大豆協会日本代表ケント・ネルソンが述べているのは、食品の安全性に関する自己決定・自己責任論と解していいだろう。他の植物がきれいさっぱり枯れてしまうほど除草剤を散布した遺伝子組み換え大豆を避けたければ、オーガニックの食品を見つけて買ってくればいいんです、というわけだ。

 消費者が自分で「区別できる」のが大事、と言いながら、遺伝子組み換え作物について、その旨の表示を義務付けるのは非科学的だ、と矛盾する主張もしているのだが、あえて善意に解釈するのなら、こういうことになる。──消費者には多様な選択肢から欲しい商品を選ぶ機会が与えられるべきで、その中には、遺伝子組み換えでない高価な大豆も、遺伝子組み換えの安価な大豆も、あるいは、無農薬の高価な大豆も、除草剤の残留した安価な大豆もあっていい。どちらを選ぶかは個人の自由であって、遺伝子組み換え作物を排除するような規制を国がすべきではない。

 米国産牛肉の輸入を再開するにあたっても、同様の自己責任論が繰り返されたが、はたしてそれでいいのだろうか?

 個人が自由に選べるのは現実に選択の余地がある場合に限られる。

 日本にはJAS法に定められた有機JAS規格があり、この法的規格に準拠した有機食品が販売されている。これがネルソンの言う「オーガニック」に相当する。
 
有機食品の検査認証制度について

○有機農産物の生産方法の基準(ポイント)
・ 堆肥等による土作りを行い、播種・植付け前2年以上及び栽培中に(多年生作物の場合は収穫前3年以上)、原則として化学的肥料及び農薬は使用しないこと
・ 遺伝子組換え種苗は使用しないこと

 だが、原材料の原価が2、3倍になり、生産・販売量も少ないとなると小売店での販売価格も相応に高くなる。となると、現実的には、──一部の食品についてときおり有機食品を購入するのは容易でも──有機食品を主体とする安全で健康的な食生活を長期的に継続できるのは比較的所得が高い層に限られる。一方で、安全で健康的な食生活をおくるために必要なコストが過大な負担となる人々は、農薬やら食品添加物やらが大量にぶち込まれた化学薬品の塊を食えばいい、という話になってしまう。

 市場に選択肢が存在しても、それは、最低限守らなければならない規制を緩くしていい理由にはならない。所得格差が十分に小さければ、食の安全を自己責任に委ねても、一定水準以上の安全性が確保された食生活を自己の判断でだれでも選択可能だろう。所得格差が大きければ、その分、食の安全についても格差が生じる。高額所得者層をターゲットとする、より安全な食品が市場にあるからといって、だれもがより安全な食生活を享受できるわけではないからだ。

 安全で高価な食品を選ぶか、健康面のリスクは高いが価格が安い食品を選ぶかは、自己決定・自己責任の問題だという主張は、一見、個人の自由を尊重しているかのように聞こえる。だが食の安全が個人の自己責任に委ねられてしまえば、結局、小さなこどもを含めた多くの人々が「健康で文化的な最低限度の生活」から疎外され、否応なく劣悪な食生活を強いられる。

 これが《自由の国》アメリカにおける格差社会の実態だ。


Freedom! You askin' me about freedom. Askin' me about freedom? I'll be honest with you. I know a whole lot more about what freedom isn't than about what it is, 'cause I've never been free. I can only share my vision with you of the future, about what freedom is. The way I see it, freedom is the right to grow, is the right to blossom. Freedom is the right to be yourself, to be who you are, to be who you wanna be, to do what you wanna do.
(Assata Shakur)
| 飲み食い | 23:08 | comments(0) | trackbacks(2) |
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