びんごばんごBlog

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鬱にならなければエヴァは語れないわ(4) 〜 雨、逃げ出した後 (ネタバレあり)
 テレビ放映版第四話「雨、逃げ出した後」では、碇シンジと葛城ミサトが対話と逡巡を重ねるなかで、互いに相手の心情を察し、職務を離れた個人的な人間関係を結ぶ。
 ただ、二人が歩み寄るまでの過程は非常に曖昧に描かれる。ミサトは、シンジを任務遂行に必要な「道具」として扱うことに良心の呵責を感じているし、シンジを自宅に引き取ってはみたものの、どう接していいかわからず戸惑う。シンジはパイロットとして任務を遂行する重圧に押しつぶされていて、ミサトらが感じている恐怖──リツコ「ほんとはみんな怖いんじゃない」ミサト「あったりまえでしょ」(第弐話)──にまでは気がまわらない。また、仕事でパイロットの保護者役を担当しているだけで、ミサトは個人的に自分の身を案じているのではないと疎外感を感じている。はっきりわかるのはこのあたりまでで、双方が何を誤解し、どんな誤解に気付いたのかが示されることはない。

 シンジが第3新東京市から去っていこうとする直前に「あの子、ああいう言い方でしか自分の気持ちを伝えられないんだわ」とミサトはシンジを誤解していたことに気付き、新箱根湯本駅へ駆けつける。シンジは「がんばってね」というミサトの声を思い起こし、電車に乗らずホームにとどまる。双方にどんな気付きがあったのかは定かではないが、敢えて推測するなら次のようなものだろう。──ミサトは、良心の呵責があるゆえに、シンジの投げやりな態度を、エヴァへの搭乗を押し付けられることに対する不満の表明と解していたが、そうではないと気付いた。シンジは、ミサトもやはり重圧に押しつぶされそうになりながら(「あんたみたいな気持ちで乗られるのは迷惑よ」)、一人の人間として自分を気遣ってくれているとわかった。

 けれど重要なのは気付きの内容ではなく、理解することはできなくても、相手の心情を察して二人が歩みより、パイロットと上官という立場を超えた関係性を持つに至ったところにある。このエピソードがあるからこそ、その後の「シンジ君」と「ミサトさん」の強固な信頼関係も、「家族」(by 相田ケンスケ)としての生活もさして違和感なく受け入れられる。

 このエピソードでもう一つ重要なのは、シンジがネルフの登録を抹消されるという部分で、ここから、「先生」のところへ戻りネルフとかかわらずに生活していく選択肢がシンジに実感されているとわかる。したがってテレビ放映版では、シンジがネルフにとどまりエヴァに乗るのは、碇ゲンドウの意図がどうであれ、あくまでシンジの自発的な行動だ。そして自発的であるがゆえにゲンドウの計算を超える可能性が生まれる。また、ゲンドウの計算を超える可能性の副産物として、視聴者はゲンドウの計算通りか計算を超えているかを自分の主観(ご都合主義)でどうとでも解釈できた。
| エヴァンゲリオン | 19:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
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